くらし情報『ニッポンの“かわいい文化”の源流は80年代のピンクハウス』

2022年7月10日 06:00

ニッポンの“かわいい文化”の源流は80年代のピンクハウス

DCブランドの聖地と呼ばれたラフォーレ原宿(写真:毎日新聞社/アフロ)

DCブランドの聖地と呼ばれたラフォーレ原宿(写真:毎日新聞社/アフロ)



住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、大好きだったおしゃれの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’80年代”を振り返ってみましょうーー。

■日本の“かわいい”文化を象徴するブランド

「’80年代はアパレル業界の隆盛期でもありました。なかでも若者から絶大な支持を集めた有名デザイナーといえば、『ピンクハウス』の金子功さん、『KENZO』の高田賢三さん、『NICOLE』の松田光弘さんです。今でこそ、ユニクロを代表とするシンプルなデザインが人気ですが、この3人が手がけた服は、独自性が非常に高く、ひと目でブランド名が判別できるほどでした」

こう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。

『anan』や『non-no』といったファッション誌で新作情報を得た若い女性たちで、百貨店や原宿のブランドショップはにぎわったものだ。

「特にガーリーな乙女心を満たしたピンクハウスは、のちの“オリーブ少女”たちのお手本ともなり、大きな影響を与えたのです。意外だったのは、“かわいい”を象徴するブランドにもかかわらず、ハードロックのライブ会場などにもピンクハウスファンが多く出没する、との噂があったこと。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.