くらし情報『精神科医・香山リカさん 北海道で僻地医療を「自分をだますのはやめました」』

2022年9月25日 06:00

精神科医・香山リカさん 北海道で僻地医療を「自分をだますのはやめました」

■“有名文化人”が「中塚尚子」の本名で、過疎の町で僻地医療に取り組んで

’80年代後期にマスコミに登場し、丸メガネとリボンの精神科医というユニークなキャラクターで話題となった。

’08年からは立教大学現代心理学部教授として教壇に立ち、’09年に発売した『しがみつかない生き方「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』(幻冬舎)は48万部超のベストセラーに。

情報ワイド『スッキリ!!』のコメンテーターを長年務め、『徹子の部屋』に出演したこともある。

そのように世間の関心を集める“有名文化人”が、今年4月から本名で、北海道の過疎の町で総合診療を担っているのである。

高齢化で地域の過疎化は進み、医師不足で診療に深刻な影響が生じている市区町村は多々ある。

同診療所も不在だった副所長職の公募をかけていたところ、’21年6月に香山さんが応募したのだ。

だがこれまでの精神科の専門性とは異なり、僻地の診療所では、虫刺されに打撲・外傷の救急搬送、ときに入院患者の臨終まで、あらゆる医療への対処が求められる。「8月のお盆明けは、新型コロナ第7波の発熱外来が大変でした。
1日で30人もいらして、抗原検査で陽性が出なければPCR検査。

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