くらし情報『欧米で起きている“マスク回帰”…岸田首相「脱マスク」は世界に逆行と専門家批判』

2022年10月28日 19:00

欧米で起きている“マスク回帰”…岸田首相「脱マスク」は世界に逆行と専門家批判

それ自体は自由ですが、気になるのが理由の一つとして『アンケートで社員の意向を聞いたらパーテーションがあるならマスク不要と6割が答え、実施に踏み切った』という社長の発言です」(前出の記者)

■「パーテーションをつけている飲食店は欧米では見ない」

これに危機感を表すのは、感染制御学に詳しい愛知県立大学の清水宣明教授だ。

「社員の6割が『パーテーションがあればマスクは不要』と考えているということは、新型コロナが“空気感染する”ということの国民への周知が徹底されていない証拠です。タバコの煙で考えればわかりやすいですが、パーテーションがあるからといって目の前で喫煙してOKとなりますか?感染者の呼気から排出されるのが毒ガスだとイメージしてください。パーテーションで安心できる人はいないはずです。国民に空気感染であることの周知を怠り、飛沫感染ばかり強調してきた政府や感染研、分科会の責任は重いと思います」

厚生労働省が今年5月に示した基準では、屋内では「会話を行わず、かつ周りと2メートル以上離れている場合」は“マスク不要”としている。

「屋内で2メートル離れていても換気が不十分であれば、感染は容易に起こります。

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