2022年11月2日 17:55
「8歳でエル・キャピタン登頂」に専門家が異議が噴出中、渦中の父親が反論
これはクライミングではない」などと指摘するプロのクライマーが続出しているという。
当初、ベイカーさんはFacebookで「ロープ登攀」ではなく「クライミング」という言葉を使っていたようだ。これに専門家が「ロープと器具を使ったなら、実際に手で“登った”ことにはならない」と異議を唱えたのだ。
ベイカーさんはDaily Mailの取材に対し、「クライミングという言葉の使い方について考えたことはありませんでした。フリークライミング、アイスクライミング、ソロクライミング、ロープクライミングなどいろいろありますが、そのどれとも言わず、ただ“クライミング”とだけ言ったんです。言葉についてこんな論争が起こるなんて思ってもいませんでした」と困惑気味に語った。
今後はこれ以上の反発を避けるために、常にロープ登攀だと明記することにしたという。Facebookの投稿も、これが理由で後日編集したと見られている。
ベイカーさんは11月2日、Facebookに現在の心境を次のように書き込んだ。「これはサムの1年越しの夢でした。厳しい勉強と多くの鍛練が必要でした。サムはクライミングコミュニティを崇めています。だから、一部の人が言葉の選び方だけで彼の功績を貶めることが残念でなりません。