2022年12月5日 06:00
田中聖容疑者 最高年収は約1億円…「1万円恐喝」で明るみになったアイドル時代との悲しすぎる落差
13年9月30日、「度重なるルール違反」を理由にジャニーズ事務所を解雇された田中容疑者。振り返ると、この時からすでに迷走は始まっていた。
■「お金がない…」ATMから引き出したのは1万円札1枚のみ
解雇直後の同年10月、本誌は田中容疑者の姿を目撃していた。都内のクラブでハロウィーン・パーティを行っていた田中。右目のまわりは黒く塗りつぶされ、左目には蜘蛛の巣のペイント。口元は頬まで裂けたかのようにラインが引かれ、そこから赤い血が流れたような跡が。さらに目にはカラーコンタクトが入っているためか、黒目のない眼球が異様な雰囲気を醸し出していた。
深夜1時ごろ、ほろ酔いでバーを出て向かった先は近くにあるコンビニエンスストアだった。
店内のATMに立ち止まると、画面をじっと見つめて引き出しボタンを押す。引き出した現金は1万円札が1枚のみ。当時、イベント関係者は本誌にこう明かしていた。
「正直なところ、田中さんは『お金がない……』と悩んでいるそうです。バーの経営などに多額の経費がかさむこともあってか、貯金もほとんどないみたいです」
それでも前を向いて歩き始めた田中容疑者。14年には5人組バンド『INKT』を結成したが、17年の最初の逮捕後に解散。