2023年1月3日 06:00
宮沢りえが開拓者! 90年代初めに現れた「男に依存しない」女性像
ドラマ『いつも誰かに恋してるッ!』撮影
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、夢中なったアイドルの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’90年代”を振り返ってみましょうーー。
「小学生のころからモデルとして活躍していた宮沢りえさんを、一躍スターダムに押し上げたのは、’87年に放送された三井のリハウスのCMです。オランダ人の父を持ち、スタイルも顔立ちもお人形さんのよう。若さにあふれており、きわめて’90年代的な表現ですが、まさに“ピチピチ”のかわいい女性でした」
こう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。
そんな宮沢りえは、映画『ぼくらの七日間戦争』(’88年)で映画初主演後、『青春オーロラ・スピンスワンの涙』(’89年、フジテレビ系)で連ドラ主演、小室哲哉プロデュースの『ドリームラッシュ』(’89年)で歌手デビューを果たすなど、きわめて順風満帆。
「普通なら、このままドラマやバラエティ番組への出演を続けて人気を安定させるところですが、’90年のカレンダーで、大胆な“ふんどしルック”を披露しました」
“りえママ”こと、母・光子さんのプロデュース力もあり、人気絶頂の18歳で、ヘアヌード写真集『Santa Fe』(’91年、朝日出版社)