2022年12月30日 11:00
自宅にセンサー、防犯カメラで濃厚接触者を確認…中国の“厳しすぎた”「ゼロコロナ」政策の実態
そんな中国政府による“厳しすぎた”「ゼロコロナ」政策の実態とはいったい――。
「今年の3月、人口300万人ほどの同じ市で1人のコロナ感染者が出ました。すると次の日から市外に繋がる道路が封鎖され、隣の市の会社に出勤もできなくなりました」(前出・森田さん)
さらに次の日には、数日前に行った近所の日本食店から1本の電話があったという。
「週末に1人で行った日本食店の店主から『コロナに感染した人がうちの店に来ていたことが発覚した。森田さんも同じくらいの時間に来ていたから、これからホテルで隔離になる。あと1~2時間ほどで防護服の人が迎えに来ると思うから準備しておいて」と電話がありました。2時間後には日本でいう保健所のような所から防護服を着た人が迎えに来て、そのままホテルで2週間の隔離になりました」(前出・森田さん)
さらに、ホテルでの隔離期間が終わった後も、1週間の自宅待機が課せられたという。
「ホテルから自宅に帰ってきた日には『これから1週間の自宅待機になる。
あと2時間ほどで玄関に監視用のセンサーを取り付けられるから今のうちに食料を買っておいで』と保健所の人から電話がありました。そのあとは、また防護服を着た人が来て自宅の玄関にセンサーを取り付けられました。