くらし情報『自宅にセンサー、防犯カメラで濃厚接触者を確認…中国の“厳しすぎた”「ゼロコロナ」政策の実態』

2022年12月30日 11:00

自宅にセンサー、防犯カメラで濃厚接触者を確認…中国の“厳しすぎた”「ゼロコロナ」政策の実態

北京の隣、天津市にある火葬場には霊柩車の行列ができてしまう事態に……(写真:天津市の古文化街)

北京の隣、天津市にある火葬場には霊柩車の行列ができてしまう事態に……(写真:天津市の古文化街)



中国では12月に入ってから20日までに2億5000万人が新型コロナウイルスに感染したと海外メディアのフィナンシャル・タイムズなどによって報じられた。

中国政府はこれまでの厳しい「ゼロコロナ」政策を今月7日に大幅緩和。

「今までは事あるごとにPCR検査の陰性証明が必要だの、町をロックダウンするだの厳しく行動制限していたのに、政府はコロナ対策を一気に緩和。すると想像していた以上にコロナの感染が広がり、大都市では収拾がつかない事態になっています」

こう話すのは、日系企業で中国駐在員として働く森田裕二さん(仮名・50代男性)。

各メディアによると中国ではコロナ感染者が急増し、発熱外来では診察までに6時間待ち、人手が足りず医療関係者はコロナ陽性でも勤務要請が出ているという。

「ゼロコロナ」政策崩壊のきっかけは11月。政府による厳しいコロナ対策への不満が募るなか、新疆ウイグル自治区で10人が死亡する大規模な住宅火災が発生。コロナ対策が原因で救助が遅れたとの見方が強まり、政府に対する抗議デモが中国全土に広がったのだ。

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