くらし情報『宮沢りえ「中卒コンプレックス」の苦悩を告白…難字対策で愛読書が漢字辞典の時期も』

2023年2月15日 15:50

宮沢りえ「中卒コンプレックス」の苦悩を告白…難字対策で愛読書が漢字辞典の時期も

(『夕刊フジ』’89年1月7日号)と将来の夢を語っていたが、ある理由から高校進学を断念することになる。

映画『ぼくらの七日間戦争』の菅原浩志監督は、『文藝春秋』’19年5月号で、当時の彼女についてこう振り返っている。

《突然、りえが『高校1校受けたけど落ちちゃった。私、女優になります』と言い出した。 私は映画に抜擢した責任を感じ、『りえ、今からでも行ける高校を一緒に探そう。業界に同じ年の友だちはいないよ。女優になるのはそれからでもいいじゃないか』と説得にかかりました。でも、彼女の決意は非常に固かった》

同作は約30年の時が流れた設定で’19年、アニメ映画として復活する。
30年後の中山ひとみの声優を務めたのがりえ本人だった。その舞台挨拶で、りえは当時の思い出をしみじみと語っていた。

「演技の経験が初めてで、映画の撮影に入る前に2泊3日の合宿をして、エチュード(即興劇)みたいなことをやりました。それが苦痛で苦痛で『いつ、ここから抜け出せるんだろう……』っていうくらい演技に対する劣等感があったんです。とても苦労しました」

■「娘の学校に行くと学校って素敵と思う」

そこで、りえの女優業に磨きをかけるため、母・光子さんは人気役者や監督らと食事をする機会をたびたび設けるようにして、見聞を広めるよう心がけていたという。

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