2023年5月25日 15:50
電気代にレジャー費、日用品も値上げで「この夏とるべき家計防衛策」
こう語るのは、節約アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん。気象庁の予報(6〜8月)によると、「今年の夏の気温は平年並みか高い」との予想。だが、近年は猛暑が毎年続いているだけに、エアコンがフル稼働する家庭も多いだろう。
「電気料金を抑えるためにも、この夏の節電対策はとても重要です。たとえば“クールシェア”といって、家族ができるだけ1つの部屋でエアコン、テレビ、照明などを共有して過ごす時間を長く作る。各部屋でエアコンを使用するとそれだけ消費電力量がかさむため、その時間を極力減らすことが節電につながります」(丸山さん、以下同)
さらに丸山さんは、今回の電気料金の値上げは、省エネ家電に切り替えるタイミングだとも話す。
「省エネ家電を購入するための費用はかかりますが、今後さらに電気料金が値上がりする可能性もあります。消費電力量が増える夏前に買い替えるのも、長期的な節電対策になると思います」
夏の家計を脅かす値上げの連鎖は、食料品や電気料金だけではない。
今年に入って以降、すでに日用品や娯楽費、交通費、運送費なども軒並み価格が上昇している。少しでも家計負担を減らすために、私たちにできることを丸山さんに聞いた。