くらし情報『シニア向け定期保険のリスクを解説。最初は安く、更新後は上がる罠に注意!』

シニア向け定期保険のリスクを解説。最初は安く、更新後は上がる罠に注意!

シニア向け定期保険のリスクを解説。最初は安く、更新後は上がる罠に注意!


最近、保険料の安さをアピールする保険のCMをよく目にします。

たとえば、はなさく生命の「はなさく定期」の場合、加入は15歳からですが、80歳まで入れます。

セールスポイントは保険料の安さです。60歳女性が死亡保険金200万円、10年満期に加入すると、保険料は月1千202円。安いと感じる人が多いかもしれません。

ですが、そもそも生命保険の保障に割安なものはありません。

保険料は、保障にかかる料金に保険会社の経費を上乗せして決めます。このうち、保障にかかる料金は、厚生労働省が公表する生命表の、「同じ年齢の人が10万人生まれたとして、その中で毎年何人死亡するか」という割合を基に算出します。


つまり、日本人が年間何人死ぬかという統計ですから、各社とも元は同じ。そこから割り出される死亡保障の金額は、条件が同じならすべて同じになります。

ただ保険会社の経費には差があります。セールスレディが多い保険会社より、ネット販売の保険会社のほうが人件費など経費は安いため、保険料も安くできる。ネット保険が安いのはこのためです。

とすると、経費に差のない保険会社同士では保険料に差はつかないはず。なのに、保険料が安いというのは保障を限定するからです。

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