「ナメたらいけません!」富士登山オフィシャルサイトの“警告”が話題…SNSに投稿した担当者語る「真意」
ですがビニール合羽のような軽装で富士山を登りに来る人たちは、服装などについてあまり調べていない方が多い印象です。そういった人たちに届いてほしいと願っていますが、届いていない状況にジレンマを感じます。外国人観光客に向けて、これから英語表記でもアナウンスする予定です」
最後に、担当者は登山者に向けてこう思いを語る。
「天気を選んだり、装備をきっちりしていただければ、安全や快適度は格段に上がります。せっかく富士山を訪れていただくなら、登山の体験を良いものにしていただきたい。万が一遭難してしまうと、山小屋を運営される方々も救助に手を取られてしまい、本来の業務に支障をきたしてしまいます。なかには病気による心肺停止や事故などで、本当に救助が必要な人もいます。そちらに手が回らなくなることもあるので、避けられることは事前にご本人の責任できちんと準備をしていただくことが大切でしょう。
登山をするご本人だけでなく、富士山にかかわる全ての人々のためにもなると思います」
楽しい登山体験にするためにも、入念な事前準備を心がけたいものだ。