藤本敏史、ノンスタ井上ら有名人に相次ぐ当て逃げ事故…“逃げる人の心理”に弁護士は「言わなきゃバレないと思ってる」
■逃走後、身代わりの“犯人”が出てくるケースも
このほかにも、まれだが「コンビニに行った」など逃走を否認するケースや、’21年に東京オリンピックの関係車両が当て逃げを起こした事件のように「要人をはこぶため」と逃げるというケースも。会社の社長や芸能人など本人が捕まるわけにいかない、という場合は身代わりが出てくる場合もあるという。
逃げる理由はさまざまだが、松本弁護士は「最終的には“バレないと思った”に行き着く」と話す。
「結局は“言わなきゃバレない”と思っているからみんな逃げるんですよ。やはり“バレる”と思ったら罪が重くなるので逃げません。刑事は起訴する側に犯罪の立証責任があるので、現行犯でないと最終的に裁判で無罪になることもありますから、犯人かどうかは慎重に証拠で検討し、危ないケースは起訴しません。なので、結果的に起訴されないレベル感を学習してまうこともあり得る。そういう体験が積み重なると、“バレない”と踏んで逃げてしまうのです」
最後に松本弁護士は逃げがちな人に共通する特徴について言う。
「人から尊敬されるような立場の人や、いい人であると友人関係で評判な人も結構この手のことをやりがちなんですよね。