ヒグマ死骸付近で激しく損傷した遺体発見 昨年も老夫婦が頭や腕をかじられ…北海道渡島半島の惨状
「遺体には上半身がなく、損傷が激しかったことから、当初は性別がわからない状態でした。全身に引っかかれたような傷があったといい、後に死因は外傷性ショックだったことが判明しています。現場となった山林は民家のすぐそばにあったことは、多くの住民にショックを与えました。この事件と、’22年に夫婦を襲ったヒグマは別の個体であることがわかっています。
北海道内では、’90年に冬眠明けのクマを狙う春グマ駆除が個体数減少の懸念などから廃止されました。渡島半島には、’90年には1100頭ほどのヒグマがいるとされていましたが、駆除廃止の影響もあってか、2020年時点では1,840頭に増加しています。
昨今のヒグマによる被害の拡大は個体数の増加も関係しているといわれており、道では今年からヒグマの冬眠期と重なる2月~5月下旬の期間に、地域や捕獲数の制限を設けたうえで冬眠中の個体や親子の狩猟を許可しました。ただし、人を襲っていないクマを捕獲することに対しては反発も寄せられています」(全国紙記者)
ヒグマの活動範囲が拡大する今、共存するためのより良い方法が模索されている――。
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