「韓国で大量発生中…」トコジラミ大流行で年末の海外旅行、ネットショッピングに不安の声
仁川国際空港で行われたトコジラミ対策の様子(写真:時事通信)
現在、世界各国でトコジラミの急増が社会問題化している。フランスでは9月から高速鉄道や地下鉄の車内での目撃情報が相次ぎ、10月に政府が駆除に向けた対策を指示した。住民を恐怖に陥れるトコジラミとはどんな害虫なのだろうか。
「トコジラミは別名スーパーナンキンムシとも呼ばれ、色は褐色~濃褐色で成虫の大きさは5~8ミリ程度で目視は可能です。血を吸われると強いかゆみが生じ、刺された箇所には赤い斑点模様ができることもあります」(害虫駆除業者)
韓国でも全国各地でトコジラミが発生。この事態を受けて韓国メディアは、韓国語でトコジラミを意味する「ビンデ」と「パンデミック」を組み合わせて「ビンデミック」と報じている。韓国メディアによると、トコジラミは入浴施設、大学の寮、一般家庭などのあらゆる場所で発見され、11月3日には政府が「政府合同対策本部」を設置し、対応に追われているという。
「世界各国で被害が増えていますが、日本でも近年増加傾向にあるので注意が必要です。
コロナが終息し、海外往来が増えてきたことで、旅行から帰ってきた日本人や訪日外国人などの持ち物などを通じて流入していると考えられます。