達人が指南する“挫折しない片づけ”のゴール設定「“SNSのあこがれをマネ”はNG」
片づけが苦手で、面倒くさがりだからこそ、“ラクにできる片づけ”でOK。まずは『自分でも片づけができた!』と、変化を実感することが重要です。そして、部屋が片づくと、気持ちが前向きになります。部屋の見た目だけでなく、自分の内面が変化していくことを実感してほしいのです」
阿部さんが挙げる「ラクにできる片づけ」の基本原則は次の2つだ。
【ラクにできる片付け1】フタ付きボックスに頼らない
「きっちりピッタリの“映え収納”には、中身が見えないフタ付きボックスが欠かせませんが、ラクに片づけるには、よく使っているものはフタのないケースに収納すべきです。出し入れもしやすく、中に何が入っているかもわかり、使いやすいです。見栄えは少し劣るかもしれませんが、片づけやすく、散らかりにくくなります」
【ラクにできる片付け2】すき間なく収めることにこだわらない
「棚や引き出しにピッタリ合うケースにモノを入れ、すき間なく美しく整えることを、シンデレラフィットなどと呼ばれています。このような“映え収納”を目指して力んでしまうと、うまくいかないストレスがたまったり、自信をなくすことにつながってしまいます。
ラクにできる片づけは、収納スペースには多少のすき間があってもOK。