「北島三郎が見たい」6年連続総合司会が語る“変わらない紅白”の重要性
ところが、近年の紅白は、視聴者の歌の好みが個別化しているため、どの世代が観ても紅白歌合戦ではじめて観る歌手がいるという状態になっているという。
「たしかに、今の紅白歌合戦は、その年の音楽の動きが全部わかるような番組になっていますが、僕としては、日本語が少ないグループ名が多くて覚えるのが大変。おじいちゃん、おばあちゃんたちも孫に聞いても『……?』という状況でしょう。家族全員で『紅白』を観ることはなかなか難しいかもしれませんね」
そして、こう続ける。
「僕個人としては、やっぱり大トリは北島三郎さん。紙吹雪が舞うなかで、口や鼻に紙吹雪が入ってきても歌をうたい続ける。そんな北島さんを最後に聞いて“今年もよく頑張った、来年がんばろう”という気分になりますね」
現在フリーアナウンサーとして活躍する宮本さんに、今年の「第74回NHK紅白歌合戦」の見どころを語ってもらった。
「今年で6回目の出場となる純烈は、第69回(’18年)に初出場を果たす前から『どうしたら紅白に出られますか?』と相談を受けていました。
初出場が決まったときには、神奈川の温泉センターのステージで歌っていた純烈のメンバーに紅白まんじゅうを持っていって一緒にお祝いしたこともありました。