くらし情報『【能登半島地震】石川県が語った被災地が“人手不足”でも「一般ボランティアを呼んでいない」理由と実情』

【能登半島地震】石川県が語った被災地が“人手不足”でも「一般ボランティアを呼んでいない」理由と実情

(担当者)

つまり県は、支援活動する専門団体に「許可を出す」といった立場にはないという。

「こちらは災害支援の指揮官にあるわけではないので、指示を出したり、許可を出したりする関係性にはありません。NPOの支援方法も多岐にわたっており、炊き出しをする団体もあれば、物資運搬や避難所で子供たちのケアをする団体など様々です。ただ、こちらも力を借りる場合がありますので、どのような団体で、どういった支援ができるのかということはきちんと把握しております」(担当者)

また一部ネットやSNSで見られる「被災地での人手が足りない」との指摘には、次のような見解を語ってくれた。

「『人手が足りていない』という声は、こちらでも把握しております。ですが、だからと言って“一般ボランティアに来てもらいたい”というわけではございません。

現地では災害ボランティア本部が、組織としてあるところとないところがあります。行政の担当者自身も被災している状況なので、受け入れ準備がなかなかできていません。
“組織としてボランティアを受け入れる体制を整えたいけれど、それを行う職員が被災して稼働できない”など、そういう意味合いでの『人手が足りない』なのです。

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