「スポンサーへの忖度で…」少女漫画家 映画化巡る“告白”に広がる衝撃「原作殺し」「原型とどめてない」
いまにして思えば私が根負けしてOK出すのを期待していたのかもしれん…。企画は頓挫しましたが、完成しなくて良かったですよ》と、最終的に映像化に至らなかったことに安どしていた。
当時の状況について、山田氏は《映画の話が来たのは紙単行本が絶版になったあとの話で、出版社のメディア事業部が窓口になり交渉してくれるような状況じゃなかった。盾になってくれる人はいないし、不安で。私に出来るのは脚本を突き返して直して貰うことだけだった》と振り返っている。
製作委員会のあまりに原作とかけ離れた改変要求に対し、SNS上では衝撃を受ける人が多数現れた。
《サッカー部を自転車レース部にしたらもう別の漫画…》
《サッカーが自転車…原型とどめてない》
《すごいな。何回も断るのってエネルギー使うし、そんな負担をかけることを当然だと監督や脚本家は思わないで欲しい》
《まるっきり別物過ぎて制作は何をしたいんだか意味不明、普通にオリジナルでやれよと思う…》
《原作殺してんじゃん……。
マジでなんなんだろうな、こういうの……。》
もちろん映像化における改変は全てが悪ということではない。’15年に公開された人気漫画『進撃の巨人』の実写映画では、原作者の諌山創氏が「原作の枠を取っ払ってほしい」