3位は山口県、2位は富山県…最も危ない県1位は?最新耐震化率で判明!都道府県別「地震で家屋倒壊」危険度ランキング
秋田県は耐震化率では84.8%と28位だが、伸び率は18.8ポイントと著しい。県の担当者が話す。
「東北ブロックの各県の取り組みを把握しながら耐震改修の促進を行っています。2025年度末の目標値を95%と設定し、促進に努めます」
2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県は92%と3位。仙台市は2018年度の耐震化率が96%と高い成果を上げている。
「96%という数字は東日本大震災以後の住宅需要の高まりが大きな影響とも思われ、その後は反動で伸び率の鈍化も考えられます。
旧耐震基準の建築物の築年数は、最新でも40年以上で、老朽化対策も必要ですので、さらなる啓発活動が必要と考えております」(仙台市建築指導課・佐藤匡さん)
92%の東京都では耐震改修工事の補助が高額な自治体が目につく。
港区では、1981年5月末までの木造建築物の耐震改修工事などの費用が3分の2まで、助成限度額で400万円まで補助される。
1981年6月以降、2000年5月までのものは2分の1、限度額100万円まで。
中央区は住宅の耐震補強工事が工事費の2分の1、限度額300万円まで補助される。都市整備部建設課長の芳賀誠さんが言う。