くらし情報『3位は山口県、2位は富山県…最も危ない県1位は?最新耐震化率で判明!都道府県別「地震で家屋倒壊」危険度ランキング』

2024年2月22日 11:00

3位は山口県、2位は富山県…最も危ない県1位は?最新耐震化率で判明!都道府県別「地震で家屋倒壊」危険度ランキング

「内閣府の中央防災会議が2012年、南海トラフ地震が来た場合に『黒潮町で震度7、津波高34.4m』と公表しました。『津波到達時間も最短2分』と。緊張が走りました」

役場は保育士も含めた全職員が「防災業務」を兼務することに。

「町内61区の集会所に担当職員がつき、避難場所、避難路など、現地を歩いて点検し、整備を急速に進めました。津波高34.4mと想定された地点は、逃げることが可能な避難路と避難場所があることが確認できています」

津波の避難タワーも6基が建設され、「全国一高い22mのタワーがあります」と国見さん。

だが耐震改修工事の促進には、苦労があったと振り返る。

「耐震診断は2004年から、耐震工事は2006年から始まっていましたが、数年間は、工事まで進んだのが10件もありませんでした。そこで2012年から診断を無料とし、設計(最大30万円補助)、工事(最大125万円補助)と進めるように、町の全戸に戸別訪問を始めたんです」

戸別訪問に町が採用した臨時職員は、地元の元郵便局員だった。


「地域の道はぜんぶ把握しているし、どこに誰が住んでいるかもわかっている。5年間で全戸を3回訪問しました」

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