自民党「脱法」“荒稼ぎ”議員ランキング 3位・甘利明、2位・茂木敏充を超えた1位は?
より悪質なのが、“安倍派5人衆”のひとりで派閥のパー券収入のキックバックも受け取っていた西村康稔前経済再生担当大臣(61)。
『週刊文春』2023年12月21日号の報道では、裏金問題が発覚した昨年10月以降も、3回にわたって大口の支援企業が1枚2万円のパー券を購入するかたちで「西村やすとし茶話会」を都内のホテルで開催。参加者はパー券を購入していない経産省の職員ら10人弱。利益は1回あたり数100万円とボロ儲けの“架空パーティー”だったという。
7位は岸田文雄首相。2022年に首相の地元・広島県で開催した「内閣総理大臣就任を祝う会」。主催は任意団体のため〈政治資金パーティーにはあたらない〉として、少なくとも1000万円あった収入は、政治資金収支報告書に記載されなかった。
「任意団体が主催だと言っていますが、連絡先が岸田事務所になっていますから、事実上、首相の後援会が主催していると考えられます。
そうなると政治資金規正法違反になります」(上脇さん)
こうした“脱法”的事例は枚挙にいとまがない。
直近では、茂木敏充幹事長(68)の資金管理団体から寄付を受けた茂木氏自身の後援会で、2020〜2022年の間に約9400万円の使途不明金があったことも明らかに。