自民党「脱法」“荒稼ぎ”議員ランキング 3位・甘利明、2位・茂木敏充を超えた1位は?
いわゆる“陣中見舞い”と呼ばれるカネで、自民党幹部が公認候補の応援に行った時に渡す慣習になっている“金一封”の中身になるわけです」
ところが、使い道は本当にそれだけかという疑惑もあるという。
「2月14日の衆院予算委員会で立憲民主党の井坂信彦議員が指摘したのですが、岸田政権でわずか35日間だけ幹事長を務めた甘利明氏の場合、自分が小選挙区で落選して比例復活した2021年の総選挙の期間、8回に分けて合計3億8000万円の政治活動費を受け取っていたことがわかったんです。つまり、自分の選挙のために政治活動費をネコババしたんじゃないか、と追及されていました」
領収書すら提出する必要のない政策活動費や官房機密費ーー。
朝日新聞の報道によると、2003年からの20年間で、政党から議員個人に渡った政策活動費は自民党がもっとも多く、全体の8割にあたる347億円にのぼる。
すべての使途を明らかにしない限り、国民の怒りは収まらないに違いない。