再開発で“たむろできる場所”が激減…渋谷から“追い出された若者”たちが「今いる場所」
と指摘。国道16号線とは、首都圏を大きく囲んでいる一般国道で、神奈川なら横浜や町田、埼玉なら柏とか春日部などが該当し「現在、注目度が高いエリア」だという。
「国道16号線沿線を見ていくと、遊園地やテーマパークや、動物園、水族館など色々あるんですよね。ただ、若者の居場所、ということを考えた時に大事なのは、ショッピングモールだと思います。
実際、さまざまなショッピングモールを見てみると、その中にあるフードコートやゲームセンターで若年層がだらだら過ごしています。また、モール内でブラブラするだけでも結構楽しめますよね。まるで、街ブラをしているかのようです。あとは何より、座る場所が多いので、そこもたむろできる場所の要因の一つになっていると思います。
僕は、若者が『千円程度でだらだらすること』を『せんだら』と呼んでいますが、そうした『せんだら』需要を満たしてくれる場所の一つがショッピングモールなのではないかと思います」
果たして、若者が離れた渋谷はどのような道をたどるのか。