「すかしてんじゃねぇよ!」Aマッソ加納の尖っていた若手時代 ディレクターにどつかれたことも
とかあるじゃないですか(笑)。「この人はたぶん35歳のときはかっこよかったはずやのに10年で何があったんやろ」というのを想像したりするんですよ。そう言うのをメモして「私は絶対こういうことを言わない45歳になろう」みたいなことです。
ーーそういったメモが作品にどう生かされて行くんですか
加納自分もそうなってしまうこともあるじゃないですか。25歳のときの自分が35歳の今の自分を見たら「だっさ!」と思うかもしれへんし。そういったことは過去を掘り返す作業にもなるし「そういえば25歳のときはこういう奴のこと嫌いやったな」と思ったらそのときのことを書いたりとか。あの頃はこう思ってたとか。
ーーラジオとかでも「こないだ45歳ぐらいのおっさんとしゃべって『こうなりたくないな』と思ってさ~」とかしゃべれますもんね。
加納そうです。でもそれを深堀りして「なぜ私がそう思ったか」みたいなとこまで考えたいと思ったらエッセイとかにしたり。
■尖った態度でディレクターにどつかれた
ーー芸人の仕事と書く仕事をそういった感じで使い分けているんですね。メディアに出始めの頃は尖った芸風で失敗もしたそうですが。
加納若手のネタの勝ち抜きバトルの番組で1位になったら上の時間帯の番組に出れるみたいなのがあって。