西村知美「事務所NGなので…」 『星の金貨』竹野内豊とのキスシーンが未遂に終わって後悔
当作品は、モデル出身の竹野内豊と大沢たかおが、俳優としてブレイクするきっかけにもなった。
「もっともインパクトが残っているのが、大沢さんと法ちゃんの別れのシーンです。ドラマ撮影も終わりが見えてきたときですから、気持ちが入ってしまったんでしょうね。大沢さんが本番で号泣してしまって。スタッフから『そこまで泣かなくていいので、もうちょっと抑えてください』って注意されたほど。でも、オンエアでは号泣シーンがそのまま使われていました」
竹野内とはキスシーンにも挑戦していたが――。
「私の事務所が水着やキスシーンがNGだったから、あれは“ふり”なんです。その後の竹野内さんの活躍を見て“OKしておけばよかった”と後悔しました(笑)」
とはいうものの、最終話では運命的なキャスティングもあった。
「竹野内さんへの想いを断ち切り、他の人と結婚するストーリーだったのですが、その相手を演じたのが、元アイドルグループの夫。当時は友達関係でしたが、ドラマから1年後、本当に結婚することに。だからこそ、『星の金貨』は私にとって思い出に残る作品なんです」
『星の金貨』(日本テレビ系・’95年~)
耳と口が不自由な看護師見習いの彩(酒井法子)