「125名の乗務員が不足」横浜市営バス“5日で5万円”夏季休暇の買取が波紋…担当者語った「深刻な事情」
対象者や対象外となる乗務員についても決められていたが、あくまで希望者を募るという内容だった。
太田氏の投稿は瞬く間に拡散され、《1日1万円って安すぎですよねぇ〜》《有給の買い取りは違法だと聞いた事ありますが…》《人手不足いよいよやばいなー!》と異論を呈する声が続出する事態に。
■担当者が明かした目的「年度末の人手不足を未然に防ごうという取り組み」
そこで本誌は、“夏季休暇の買取”の経緯について横浜市交通局・人事課を取材。担当者によれば、この件がXで拡散していることは把握しているとのこと。批判の声が上がっていることも踏まえて、事情を説明してくれた(以下、カッコ内は全て担当者)。
「今年4月に2回の減便を行うなど、現在、バスの乗務員不足で大変困っている状況です。また年度末になると、有給が残っている職員の有休消化が加速するため、このままいくともっと人手が不足することが予測されます」
横浜市営交通局ではバス乗務員は地方公務員であり、労働基準法で定める年次有給休暇とは別に特別休暇のひとつとして夏季休暇があるという。担当者によれば「この夏季休暇を取得しないことで、夏の間に通常の年次有給休暇の消化を進められます」