「125名の乗務員が不足」横浜市営バス“5日で5万円”夏季休暇の買取が波紋…担当者語った「深刻な事情」
とし、乗務員に協力してもらうことで年度末の人手不足が少し解消できる見込みだという。その上で、「夏季休暇の5日間を使わなかった乗務員には、お金を支給することでインセンティブを設け、年度末の人手不足を未然に防ごうという取り組みです」と説明した。
夏季休暇を取得しない乗務員は勤務にあたることになるが、あくまで強制ではなく希望者のみ。その5日間を休まないで出勤してくれた乗務員には、「業績手当」として5万円を支給するという仕組みだ。なお夏季休暇の取得期間は6月〜9月となっているため、支給されるのは12月の期末勤勉手当と同じタイミングになるとのこと。
■Xで相次ぐ「違法では?」の指摘にはキッパリ否定
こうした取り組みの背景について、担当者は「4月1日現在で125名のバス乗務員が不足しています」と深刻な事情を告白。さらにドライバーの時間外労働の上限が、年間960時間に制限されたことに伴う「2024年問題」も影響しているという。
これまで乗務員の休息期間は継続8時間だったが、変更後は11時間(最低9時間以上)の確保が必要に。
担当者は、「乗務員たちに休んでもらう分、人材を確保しなければならなくなったのですが、なかなか思うように人手が集まりません」