警察と一緒にギャラリーに来る客も…タワマン営業が語る“激ヤバ客&迷惑クレーム”【前編】
愛犬を抱えてギャラリーにやってきた顧客に、理不尽な理由で激怒されたこともあるという。
「『ワンちゃんも一緒にマンションを見たいの』とおっしゃるんですね。でもアレルギーをお持ちのお客様もいらっしゃるので、ワンちゃんと御覧になることはお断りしています。そのことをお伝えしても聞いて下さらなくて、30分ほど問答しまして。最終的にふと『ペットはご入場できないんです』と口にしたところ、『この子はペットじゃありません!家族です!』と怒鳴られて、そのまま帰られました。
ギャラリーに来る途中で交通違反をしたのか、警察を連れてギャラリーに来たお客様もいらっしゃいましたね。こちらは『何があったの?どういうこと?』とオロオロしていたのですが、お客様は30分くらい警察と話したあと、『さぁ、マンションの説明をしてください』と笑顔でした(笑)」
■地味に厄介な”タワマン亡霊”
激ヤバ客や迷惑クレームなど百戦錬磨だが、実は地味に厄介なタイプの顧客がいるという。それは数多のタワマンを見学しては購入する決断ができず、何年にもわたってギャラリーを彷徨い続ける“タワマン亡霊”だ。
「最初にお渡しする質問表で『これまでいくつ物件を見られましたか?』とお尋ねしており、概ね『初めて』とか2、3件くらい。