くらし情報『「第2子を諦めた」「視覚障がい者が道を歩けない」…都民の生活を破壊する「羽田新ルート」』

「第2子を諦めた」「視覚障がい者が道を歩けない」…都民の生活を破壊する「羽田新ルート」

東京タワー(333メートル)より低いところ飛んでいることになる。

騒音に加え、“落下物”の懸念も。2022年3月には、新ルート上空にあたる渋谷区のテニスコートで、旅客機からのものと疑われる直径5cmほどの氷塊が3~4個落下した。

「国交省は、『新ルートを飛ぶ旅客機から落下した氷塊かどうかは確認できない』と言っていますが、全国主要7空港で年間約1,000件の落下物が確認されていますから、いち空港あたり年間約140件の落下事故が起きていることになります。

アメリカで2009年に、両エンジンの推進力を失った旅客機が、ハドソン川に不時着して奇跡的に乗客も地域住民も助かったという事故がありました。品川上空にはそんな川もないので、万が一墜落事故が起きれば大惨事になります。〈他の地域に危険を押し付けるのか〉と言う方もいるが、住民対立に持ち込んで政治が責任逃れをすることのないようにしてほしい」(秋田さん)

品川区で昨年行ったアンケート調査でも、約45%の住民が、騒音や落下物への不安など「暮らしに何らかの影響がある」と回答。現在、ルート直下の住民29人が運用の取り消しを求めて国を提訴している。


7月7日に決まる東京都知事は、住民の声に耳を傾けてほしい。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.