話芸を楽しむ!落語家さんが案内する観光クルーズに乗ってみた
橋マニアがいたら垂涎ものの鉄骨!
水都大阪とは言われるが、橋の数としては東京や神戸に負けると言う。
「市内の橋の数が881本。東京はなんぼあると思います?1,000本?それがね、3,800本ある。大阪より全然多いでしょ。でも大阪は、町の面積に対する橋の面積が日本一なんです」
普通の大阪観光では知ることのないマニアックな情報を
軽快なトークで次から次へと過剰摂取できる。
とびきり低い橋をくぐる時には「低い橋が多すぎて船長さんの腕が試されるんですよ」の声と共に、
どこからか流れ出すタイタニックのサウンド・トラック……。
いや!それ!沈んでまうやろが!!!
全力でツッコみたい気持ちを喚起させられるのはもう、
このクルーズのこってり大阪ワールドに染まってしまっているかもしれない。
船は時折、窓も天井もオープンになる。
クリアな視界。風も気持ちいい。
しかしこれは油圧ポンプによって船を沈めることで客室を押し上げており、
この状態でいると低い橋と激突するためつかの間の解放感なのである……!
ずっとオープンじゃないからこそ、穏やかな室内と爽やかなオープンの緩急があるのもいい。