戦前のダンディズムはどこへ?イケてない「日本のオジサン」の誕生
「オシャレに心を奪われるのは男の恥」というような社会通念も生まれ、男はそんなことに心を奪われないで勉強をしろ、仕事を真面目にやれ、というようなことも学校や家庭でよくいわれた。
そのドブネズミルックで朝から夕方まで仕事に精を出し、その後は会社の上司同僚に半強制的に夜の飲みに付き合わされ二軒三軒はしごして深夜帰宅。翌朝はまた出勤ということで、妻といるより、上司同僚といる時間の方がはるかに長いという日本人の典型的なサラリーマン像ができあがった。
そのなかでは上司とのコミュニケーションが最重要であり、いわゆるゴマスリ男が生まれた所以(ゆえん)でもある。
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以上、博報堂「新しい大人文化研究所」の近刊『イケてる大人 イケてない大人』(光文社新書)より引用しました。
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