釈由美子 借金、芸能界反対…亡父と対立していた時代語る
富士山、中央アルプス、南アルプス、そして涸沢カールの美しい北アルプス……。
「登山をしながら父の山岳部時代の話や武勇伝をたくさん聞きました。うれしそうに話す父の姿は私にとっては新たな発見でした。山を通して私たち親子のわだかまりは、どんどんと解けていったのです」
ところが、2人で奥穂高に行った1カ月後の’14年10月、謙司さんがステージ4の肺腺がんであることがわかる。謙司さんの体調はどんどん悪化し、3カ月後に永眠……。
「父とやりたいことは、まだたくさんあったのに、あっという間でした。父が亡くなってから慰霊登山をしようと、遺影を持って、2人の思い出の山々や、一緒に行けなかった山々を巡っています。山道を登っていると、後ろからハアハアと父が上がってくる息遣いや、『急ぐとばてるから、ゆっくり歩け』という声が聞こえてきます。
山はお墓よりどこより、父と交流できる場所なんです」
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