13歳画伯 才能開花の発端は「発達障害があるとわかったこと」
「先生や市の教育センターの方とも相談して、特別支援学級に行くようになりました。それも毎日ではなく、行きたいときに行くというスタイルで。そうするうちに、じんましんも消え、自宅で絵を活発に描くようになっていきました」
彼女が絵を描き始めたのは4歳のころから。色鉛筆やチョークなどを使い、いろんな絵を描くことが、もともと好きだったそうだ。
「昨年6月、莉菜が誕生日に突然“アクリル画を描きたい”と言いだしたので、画材を与えました。すると自分で描き方や、参考になる動物の動画などをiPadで検索し、独学で覚え始めたのです」
それから莉菜ちゃんは、来る日も来る日も絵を描き続け、作品数はどんどん増加。幸子さんの勧めで、障がい者の創作活動などを支援する「障がい者アート協会」の絵画投稿サイトに作品を投稿したところ、「芸術的で素晴らしい!」といった絶賛のコメントが、国内外から多く寄せられるように。
「昨年9月、障がい者アート作品展『きらりアート展』に出展した作品が大賞に輝き、大きな自信につながったようです。