くらし情報『親をどんどん元気にする、正しい「実家の片づけ」の心構え』

2017年8月2日 11:00

親をどんどん元気にする、正しい「実家の片づけ」の心構え

 

2つ目の理由は、親の潜在的な望みがわかること。

「モノというのは、言ってみれば“思いがカタチになったもの”ですから、片づけをいっしょに行うことで、親のひそかな思いに気づくことができるのです。“紙類”などは、老親が捨てられないモノの代表ですが、『なんでこんなモノを!?』というチラシやパンフレットに、意外な願いが込められていたりするんです」

実際に大津さんが片づけの手伝いに訪れた80代の女性の家からは、大量の旅行パンフレットが見つかったことがあった。じつはそれらは「いつか息子と一緒に行きたい」と、女性がひそかに集めていたものだったというーー。いっしょに家を片づけていくと、一見不要に思えるそうした「モノ」たちが、親の気持ちや願いを知る糸口になってくれるのだ。

「だからこそ、親が元気なうちにスタートしてほしいのです。早ければ早いほど、親の願いをかなえるお手伝いもできますからね」

実際に片づけを始めるにあたって、まず大切なのは親の気持ちに寄り添うこと。そのために大津さんは、ぜひ、自分の家の片づけから始めてみてほしいという。

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