アリ博士と大井ふ頭を緊急調査!ヒアリはどこに潜んでいる!?
ーー。それまでの時間、調査隊は大井ふ頭周辺の公園まで、捜索範囲を広げることにした。
【12時10分】みなとが丘ふ頭公園を捜索
まずは公園周辺の土手を調査。寺山隊長が、“根堀”(アリ調査に使う硬いスコップ)を使って土をかき出してみると、ムネボソアリ、トビイロシワアリ、オオズアリ、サクラアリ……といった日本のアリが1メートル四方に7種類も出てきた。ヒアリが増殖すると環境かく乱者となって、周辺の昆虫やアリなどがいなくなってしまうそうで、まだこの辺りには侵入していないようだ。ところで隊長!ヒアリが潜んでいそうな場所や巣を作る場所はどこですか?
「温かいコンクリートと土の境目などに潜んでいる可能性があります。また、ヒアリにとって巣を作りやすい環境は、公園など背丈の低い植物が生えているような明るく整備されたところ。とくに要注意なのは芝生が多い公園です。
そういう場所に“富士山形の大きなマウント状の巣”があれば、すでに定着しているということなので非常に危険です」(寺山隊長・以下同)