アリ博士と大井ふ頭を緊急調査!ヒアリはどこに潜んでいる!?
現場に到着直後、調査隊に緊張が走った!「あっ、これはアルゼンチンアリかもしれない!」と、やや興奮気味に話す寺山隊長。だが、分析の結果、当初アルゼンチンアリかと思われたアリは、日本のトビイロケアリであることが判明。どうやらこの場所からは、完全に駆除されていたようだ。その後も側道を中心に周辺を捜索したが、ヒアリはいなかった。
【16時30分】午前中にヒアリをおびき寄せるために、ポテトチップスをまいた現場を再び訪れる
コンテナヤード近くの側道にまいたポテトチップスにはアリが集まっていた。しかしそこにいたのは、幸か不幸かターゲットであるヒアリではなく、日本のトビイロシワアリ……。結局、6時間の現地調査ではヒアリを発見できなかった。
「7年前、アルゼンチンアリがコンテナヤードから離れた場所で定着したことを考えると、ヒアリも意外な場所で見つかる可能性があります。
今後もふ頭周辺の広い範囲でのモニタリング調査が必要だと思います。それと、中国から入ったコンテナは、国内各地へと運ばれていく。コンテナの最終到着地でのチェックも必要になってくるでしょう」