龍 真咲 宝塚月組トップから突然卒業…初めて語った転身の真相
卒業を決断すると、まわりからも「なぜ今辞めるの?」と聞かれたという。その答えについて、彼女はこう続けた。
「トップというのはいつか終わりがきます。それが現実です。両親やファンの方、最後まで応援してくださる方々がいてくれて、私は一つの世界を駆け抜けることができた。こういう形で終えられることが、いちばんうれしいことだと思いました」
中学時代から宝塚に魅せられ、憧れのステージに立つことを“将来の夢”として持ち続けてきた龍。当時は先輩方のポスターを部屋に貼り、毎日妄想していたという。
「ずっと天海祐希さん(49)と真矢ミキさん(53)のファンでした。
おふたりの舞台も観に行きましたし、写真集も買いました。100周年公演のときに真矢さんとお会いできて『頑張ってね!』と声をかけていただきましたが、その後は何を話したか覚えてないくらい。今も憧れは変わりませんし、突然現れたらぱっと隠れて陰から見ていると思います(笑)」
青春のすべてを宝塚に捧げてきた彼女にとって、次の夢を見つけることは簡単なことではなかった。