見た目ではなく、テクノロジーを追求するための究極の形。
媚びないからこそ、美しいものがある。
わたしも「橋」や「高速道路」など複雑で絡み合う構造にうっかり萌えてしまうタイプだ。
しかしそれを抜きにしても、美しいのが「工場夜景」。
以前夜の高速道路を走るバスの中で「何これ?宝石箱でもひっくり返したの?」と思うような光に溢れた景色を発見した。
位置を確認すると、そこは大きな工場地帯。
それだけ一際明るくて、幻想的な場所なのだ。
日本にはいくつかの工場地帯があるが、
中でも室蘭市(北海道)・川崎市(神奈川県)・四日市市(三重県)・周南市(山口県)・北九州市(福岡県)は「日本五大工場夜景エリア」と呼ばれ人気を集めている。
わたしは上記に比べたらささやかながら関西圏を支える尼崎市(兵庫県)の工場地帯へ足を運んだ。
多くの化学工場は海のそばに展開する。
材料を水路から運べる広い土地となると海沿いが好ましいようだ。
わたしの持ち物はカメラ、望遠レンズ、そして三脚。
柵は越さない・人の迷惑にならない・不審者に間違われないというお約束を守り、
「わぁ☆きれいだな~!」