くらし情報『「屈折系弟は錦戸亮に!」『西郷どん』脚本家のこだわり』

「屈折系弟は錦戸亮に!」『西郷どん』脚本家のこだわり

 

中園「私はある意味“弟たち”が好きなんです。隆盛や斉彬という偉人の下で育った弟たちには、どうしても“陰”が出てくる。立派な兄に憧れる分だけ、コンプレックスも育ってしまうから。だから隆盛の弟、西郷従道のキャスティングには思い入れがあって」

林「従道役は錦戸亮さん。この方、演技が上手よね」

中園「そうなんです!従道には陰の部分を嫌みなく演じてもらう必要がありました。それでいて、隆盛の“熱”とは違う、都会的な雰囲気がほしかった。錦戸さんは、私が以前書いた『トットてれび』(NHK)で、坂本九さんを演じてくださって」

林「あっ私、見ましたよ!」

中園「脚本家は、自分の書いたセリフを読んでくださったときに、その俳優さんの実力がわかるんです。従道の“屈折”をイメージしたとき、すぐにあのときの錦戸さんが思い浮かんで、NHKさんにお願いしました」

林「あのドラマで『錦戸さんってこんなうまい人なんだ』と驚いたもの。

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