ふるさと納税でファンディング!? 各自治体取り組む寄付の魅力
これまでも“子育て支援”や“高齢者ケア”“環境保全”などの項目から選べたのですが、最近、さらにパワーアップして、具体的なプロジェクトへの寄付を募る『ガバメントクラウドファンディング』を実施する自治体が急増しています」(田中さん)
ガバメントクラウドファンディングとは、地域の問題を解決するために自治体がプロジェクトを立ち上げ、賛同する人から寄付を募るもの。使い道が具体的かつ明確になっているため、寄付するお金が何に使われるかを知りたい人の関心を集めている。
たとえば、貧困家庭の子どもに食料を届けるプロジェクトを立ち上げた佐賀県では、寄付者は返礼品を受け取る代わりに、子どもたちに直接、寄付ができるのだ。このようにふるさと納税のシステムを利用して寄付を募るプロジェクトを、さまざまな自治体が採用し始めている。
■佐賀県「さが・こども未来応援プロジェクト」
貧困や困難を抱える子どもたちを救済するプロジェクト。「子どもの居場所に食材をプレゼントコース」(1万円)