くらし情報『広がる「散骨」葬儀に蛭子能収は「簡略化されることは何より」』

広がる「散骨」葬儀に蛭子能収は「簡略化されることは何より」

 

葬儀もお墓も必要ないという人には、「粉骨・散骨」という方法がある。焼いた骨を自分で2ミリ以下に砕いて(粉骨)、散骨可能な場所にまけば0円で済む。とはいえ、遺族が自分で粉砕するのは心理的にも難しい場合が多いだろう。散骨も自治体などの条例によって禁じられている場所もあるため、違法行為になってしまうこともある。

それならば、と「まごころ粉骨」(千葉県千葉市)の舘山文成さんは言う。

「うちでは、粉骨だけなら1万2,000円、散骨も含んだコースはまくのが東京湾北部であれば、2万5,000円(税込み)、沖縄近海であれば、3万5,000円(税込み)で済みますよ」

電話やメールで申し込むと、送骨セットが送られてくるので、お骨を入れて送るだけだ。また、こちらでは、粉骨しているところに立ち会うことも可能だという。 

「きっかけは、父の遺言で散骨したことですね。
粉骨業者はどこも粉骨しているところを見せてくれず、違和感を覚えて。なので、ご遺族様が安心できるよう、粉骨しているところも見学できます」

’15年11月に始めたころは1日1件程度だったが今や1日10件ほどの申し込みがあるほど人気があるそう。

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