金正恩も愛する!?北朝鮮のスナック菓子とスペシャル宮中料理
■市販の“スナック菓子”は安心安全、素朴で優しい味!
北朝鮮製のスナック菓子は、添加物が使われていないものがほとんど。
「ヒマワリの種入りクッキーの原材料は、小麦粉、砂糖、ミルクパウダー、ヒマワリの種、卵、油と、家庭の手作り菓子とほぼ変わりません」
そして、八田さんはこう語る。
「同じ朝鮮半島でも韓国にはない料理、異なる食文化があり驚きの連続でした。たとえば、平壌冷麺と並んで有名な咸興冷麺は、じゃがいものでんぷん100%の麺が特徴で、かみ切るのが大変なほどコシが強い。韓国ならハサミで麺を切ったりしますが、北朝鮮では『縁を切るから縁起が悪い』と言って、ハサミは使いません」
高麗王朝の首都として栄えた開城では、宮中料理がルーツのコース料理「飯床器」が有名。高麗人参の蜜漬けやヤッパプという甘いおこわなど地域の料理が並ぶ。
「朝鮮半島の甘味の歴史は高麗王朝時代の開城で花開きました。ヤッパプもその当時の流行料理。
これも、古都を擁する北朝鮮でこそ味わいたいスペシャル料理です」