2022年4月16日 12:00
美弥るりか、花乃まりあ、剣幸が母娘3代の物語をつむぐ 【Musical『The Parlor』インタビュー第2弾】
撮影:源賀津己
演出家・小林香による新作オリジナルミュージカル『The Parlor』が2022年4月29日からよみうり大手町ホールほかで上演される。
ジェンダーギャップ指数が120位と発表された日本で、小林が「女性たちの物語を描きたい」と企画した本作。曽祖母の時代は談話室、祖母の時代は美容室、母の時代は喫茶室と、ある家族の女性たちが連綿と守り継いできた部屋「ザ・パーラー」を舞台にした、母娘3代の物語だ。
今回は、出演する美弥るりか、花乃まりあ、剣幸の3人にインタビュー。作品への思いをはじめ、宝塚歌劇団の思い出なども語ってもらった。
同じところで育ってきたからこそ
――まずは、完全新作のミュージカルに出演されるにあたっての意気込みを教えてください。
花乃まりあ(以下、花乃) 小林香さんとは一度お仕事させていただいたことがあり(2021年上演のオフ・ブロードウェイミュージカル『The Last 5 Years』)、とても学びの多い時間を過ごさせていただいたので、ぜひまたご一緒したいと思っていました。今回香さんが長年温めてこられたテーマを描いた作品に出させていただけることは、とても嬉しいなと思っています。