2022年4月16日 12:00
美弥るりか、花乃まりあ、剣幸が母娘3代の物語をつむぐ 【Musical『The Parlor』インタビュー第2弾】
ご一緒できて嬉しいです。
剣さんについては、いくらでも語れますが、宝塚の在団中から、男役という垣根を越えて、人間を演じていらっしゃるところが魅力だと思っています。日々、本当に幸せです。
剣 宝塚の娘役は、女性が演じる男を相手にしなければならないから、確固たる娘役の型がないとやっていけないんですね。でもそれだけだと、娘役の枠から出られないこともあります。花乃ちゃんはやさしくて柔らかいお芝居が素敵で自然体。そして、温かさや可愛さもあって、稀有な人だなと思います。
美弥ちゃんは、彼女が現役のときから、宝塚の中では収まらないだろうなと思っていました。
もちろん宝塚のスターさんなんだけど、それだけじゃない魅力があって、幅広くいろいろなことができる。「人間を演じよう」という度量の大きさは唯一無二だと思いますね。
こういう人たちと家族を演じられる楽しさを感じています。みんなベクトルが多分同じなんですよね。舞台の作り方にしても。みんなでお稽古していても同じ空気が流れていると思うし、一体感が持てるのは、このおふたりだからこそなのかなと思います。
Musical『The Parlor』出演者(上段左から、美弥るりか、花乃まりあ、剣幸、下段左から、植原卓也、舘形比呂一、北川理恵、坂元健児)