攻撃サッカーは譲れない、譲らない、明治安田J1開幕戦・川崎F×横浜FM
先制点を叩き出した三笘は3分後、右SB山根視来のシュートを押し込んで2-0。完全に試合を支配する。
だが、今季最初のゲームはこのままでは終わらなかった。60分にクロスをクリアし切れないと、2次攻撃からMF矢島慎也に技ありのゴールを決められた。67分にはPKを献上し、同点に追い付かれた。サッカーでよく見る負けパターンの典型的な展開だが、川崎Fはここで踏ん張る。
遠野大弥(川崎フロンターレ)(C)J.LEAGUE
72分にエース小林悠を投入し、レンタルバックしたFW遠野大弥をピッチへ送り出す。PK戦突入と思われた96分に田中の縦パスに遠野が反応、さらに前を向いた遠野のスルーパスに小林が抜け出し右足を振り抜きゴールネットを揺らしたのだった。
試合後、鬼木監督は「前半に2点を取って、後半で3点目を取って決めたかったが、2点を取られて追い付かれたのは反省点。でも、そのあとも勝ち切るために全員で力を合わせて一発目を勝てたのはすごく評価できる。一発目で課題が出たのもポジティブにとらえている」と前を向いた。
小林悠(川崎フロンターレ)(C)J.LEAGUE
2得点した三笘が「2-0で折り返してから2-2に持っていかれてしまったのはすごく反省点。