2022年7月15日 07:00
湖月わたる・珠城りょう・夢咲ねね・花乃まりあ「面白くならないはずはない」宝塚歌劇OGが挑むストレートプレイ『8人の女たち』
撮影:吉原朱美
クリスマスイヴの朝、雪に閉ざされた大邸宅で一家の主マルセルが殺害された。屋敷に残されたのはその家族と使用人、さらに1人の招かれざる客、計8人の女性たち。犯人は誰? 疑心暗鬼の中、女たちの秘密が次々と明らかになっていく……。これまでにも何度も上演され、フランソワ・オゾン監督によるミュージカル映画化も話題になったフランス産の傑作戯曲を、元宝塚歌劇団トップスターたちの豪華競演で上演する。女性たちの本性が露わになるバトルを、“清く正しく美しく”をモットーとしていた元タカラジェンヌたちが演じるという構造も興味深いが、本人たちはこの作品に対し、どんな意欲を抱いているのか。マルセルの妻にしてエレガントな母親・ギャビー役の湖月わたる、マルセルの妹でセクシーな美女・ピエレット役の珠城りょう、横柄な新人メイド・ルイーズ役の夢咲ねね、ギャビーの次女で推理小説好きの16歳・カトリーヌ役の花乃まりあに話を聞いた。
新たなOG公演の扉が開く予感
――まずはこの『8人の女たち』への出演が決まった時の気持ちをお聞かせください。
湖月このフランスの有名な戯曲を、宝塚OGで上演すると聞いて、新たなOG公演の扉が開く予感がし、とてもワクワクしました。