『グラディエーターII』製作者が激白! 「このアイデアが続編が実現する大きなきっかけになった」
前作はラッセル・クロウが演じたローマの将軍が主人公でしたが、本作では主人公がペドロ・パスカル演じるローマの将軍に襲撃される。つまり、主人公の立ち位置が前作と正反対というアイデアです。さらにそこから数年を要しましたが、このアイデアが続編が実現する大きなきっかけになったと思います」
本作でも引き続き、リドリー・スコットが監督を務めることになった。出演者のデンゼル・ワシントン曰くスコット監督は「映画づくりのグランド・マスターで古典と歴史の教養のあるフィルムメイカー」だ。ウィックの私生活のパートナーで、これまでにスティーヴン・スピルバーグやフランシス・フォード・コッポラと映画をつくってきたルーシー・フィッシャーもデンゼルの意見にうなずく。
「その通りだと思います。興味深いのはスティーヴンもフランシスもリドリーも学校で歴史を専門的に学んだ人ではないんですよね。リドリーはアート・スクールで学んだ人ですから、本作も画コンテはすべて彼が描き、すべて絵の具で彩色されているんです。
おそらく彼らは古典や歴史に個人的な関心や興味があって独学で学んでいるんだと思います。優れた映画監督は“人間”というものに興味を抱いているので、歴史や古典、神話、伝説に対する教養があるのでしょう。