[Alexandros]主催『THIS FES ’24』2日目オフィシャルレポート 川上洋平「もっともっと続いていくフェスにしたい」
と伝え、「Harvest」と「Squall」を披露。この世界に、音楽が奏でられる空間があることの幸福を伝える、熱く、楽しく、切実なステージだった。
sumika
「THIS FES、ステージを降りたときに一滴も愛情が残っていないように。全部出し尽くして帰ります!」──そんな片岡健太の言葉と共に幕を開けた、sumikaのステージ。初っ端の「Lovers」から、片岡は音楽を隅々にまで浸透させるように、ステージ上を練り歩きながら歌う。
8人編成の大所帯が奏でるパワフルで華やかなサウンド。小川貴之とのツインボーカルスタイルでの「ふっかつのじゅもん」ではポップに盛り上げ、「VINCENT」はオーディエンスの合唱も重なって壮大なアンセムとして威風堂々と響き、「Traveling」はメロウに、穏やかに、誰しもの中にある「小さな声」をすくい上げるように繊細に奏でられた。MCで片岡は、10年以上前に[Alexandros]の面々と出会った頃のことを振り返って「他のアーティストと一緒に何かをやるマインドじゃない、一匹狼みたいなバンドだと思っていた」と語る。
そして、誰かと一緒に何かを成すには、まず「自立すること」