くらし情報『「静嘉堂@丸の内」が新オープン 国宝《曜変天目》ほか選りすぐりの名宝が一堂に』

2022年10月6日 18:00

「静嘉堂@丸の内」が新オープン 国宝《曜変天目》ほか選りすぐりの名宝が一堂に

国宝《曜変天目(稲葉天目)》南宋時代(12~13世紀)


三菱の二代社長、岩崎彌之助と四代社長、岩崎小彌太の父子二代が蒐集したコレクションを保存、研究、公開する施設である静嘉堂。創設から130周年を迎える今年、美術館の展示ギャラリーを世田谷区・岡本から三菱とゆかりの深い丸の内に移し、10月1日(土)より「静嘉堂@丸の内」として新たなるスタートをきった。

明治20年代のなかば、丸の内でオフィスビル街の建設計画を進めていた岩崎彌之助は、その一角に美術館をつくりたいという構想を抱き、ジョサイア・コンドルに図面を引かせていたという。100年以上の時を経て、彌之助の夢だった美術館が誕生するのは、昭和9年に竣工され、重要文化財建築に指定されている明治生命館の1階。自然光が差し込む天窓や大理石を多用したフロアなど、古典主義様式の建物をいかし、吹き抜けのホワイエを中心に4つの展示室が設置されている。


「静嘉堂@丸の内」が新オープン 国宝《曜変天目》ほか選りすぐりの名宝が一堂に

ホワイエを取り囲むように4つの展示室がある
「静嘉堂@丸の内」が新オープン 国宝《曜変天目》ほか選りすぐりの名宝が一堂に

ホワイエの天窓からは自然光が差し込む
「静嘉堂@丸の内」が新オープン 国宝《曜変天目》ほか選りすぐりの名宝が一堂に

ギャラリー2には、1階と地階の連絡用に使用されていた竣工当時のエレベーターが残されている
開館記念展の第1弾となる『響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―』では、同館が所蔵する7件全ての国宝をはじめ、茶道具や琳派作品、陶磁器、刀剣など選りすぐりのコレクションが、新たな建築空間に合わせた4つのテーマで紹介される。

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